内閣官房 新しい資本主義実現会議(第13回) 「「スタートアップ育成5か年計画」及び「資産所得倍増プラン」のとりまとめを受けて」

2023年4月27日

内閣官房から、「スタートアップ育成5か年計画」及び「資産所得倍増プラン」のとりまとめが公表されております。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai13/gijisidai.html

岸田政権は、「新しい資本主義」の実現に向けた取組を進めている。スタートアップは、社会的課題を成長のエンジンに転換して、持続可能な経済社会を実現する、まさに「新しい資本主義」の考え方を体現するものである

内容は相当に多岐にわたっておりますが、一部抜粋すると

  • スタートアップのエグジットとしてのM&Aの比率を高めていくための方策の検討(人材育成、IFRSの任意適用の拡大、税制等)
  • ストック・オプションの環境整備(ストック・オプション税制の権利行使期間の延長や株券の保管委託義務の不要化、会社法の見直し及び種類株式の価格算定ルールの明確化等)
  • 組織再編のさらなる加速の検討(スピンオフにあたり持分を一部残す場合における税制上の優遇措置)

といったものがあります。

ほかにも、ベンチャーキャピタルやCVCからの出資体制の強化や教育機関の強化、再チャレンジ制度の整備(経営者保証の見直し等)等々、様々な観点からスタートアップを応援する動きがありますので、是非ご一読ください。